クサウオを一番おいしく食べる料理法は何?【鉄腕ダッシュに登場】
2020/02/26
2月23日放送の鉄腕ダッシュのコーナー「グリル厄介」で福岡県糸島の漁師を悩ます厄介者としてある生物が登場します。そいつは通称「海底のモンスター」といわれており、地元の漁師から嫌われている存在です。
どんな生物なのかというとクサウオと呼ばれる魚のようです。
今回はクサウオの生態や料理法についてまとめてみました。
クサウオってどんな魚?
クサウオはスズキ目クサウオ科クサウオ属に属する海水魚で、名前の由来は石川県での方言である「くさい(=いやなもの)」から来ています。これが転訛して「くさいうお」から「くさうお」になったとか。要するに「つまらない魚」というわけですね。
ほかの説では単純に草色をしているからというのもあります。草色に見えないので個人的にこちらは微妙な説だと思いますが・・・。
体長は50㎝ほどで太平洋・大西洋から北極海・南極海にかけての海域に幅広く分布していて、エサはコチ類など小型の底生魚類や、エビやカニなどの甲殻類です。
鱗を持たずコラーゲン質の皮膚を持つため軟らかいのが特徴のほか、顔がきもいです。糸島の漁師からも「ゴミ」「エイリアンみたい」と散々な評価。それと漁網を傷つけることも嫌われる要因みたい。
ギョロ目にたらこ唇っていうどこかで見たことあるような感じなんですよね~w
クサウオのおいしい食べ方は?
そんなかわいそうなクサウオですが、食用魚としても一般的ではありません。しかし、地域によっては食用にされており、底曳網などで漁獲されます。
見た目がキモイ魚であることと、身が水っぽく調理法に工夫が必要なことから、市場価値は低く、安価で取引されているのが現状です。
生だと微妙ですが、火を通すとふわふわした食感になり、くせのない味になるみたい。
クサウオを一番おいしく食べる料理法がから揚げで、衣のおかげでうまみを閉じ込め、カリッとした衣とトロっとした身の2つの食感が楽しめるようですよ。直売所で販売すると完売するほどだったとか。食べてみたい・・・。
福岡でクサウオを食べたい場合は下記のお店に行くといいかもしれません。もしかしたら鉄腕ダッシュにも取り上げられるかも。
飯屋いの吉
住所/福岡県太宰府市宰府2-1-16
TEL/092-922-7070
まとめ
今回は福岡県糸島の漁師を悩ます厄介者として扱われるクサウオについてまとめてみました。顔はキモイですが、おいしく食べられる手段があればそれなり以上の価値は出てくると思いますね。
コハダとか生はおろか煮ても焼いても揚げても美味しくなく、寿司という料理でしかおいしく食べられないに市場では相応の値段がついてますし。
日本には未利用魚といっておいしいのに流通しないせいで価値がない魚がたくさんいるようで、そこに目をつけてビジネスにつなげてる人もいるほどです。クサウオもいずれはコハダみたいに一定の価値を見出されるようになるといいですね。
ちなみにコラーゲン質の皮膚を持つ魚は鮮度が落ちるとまずくなるみたいなので、クサウオが獲れる地元の料理店で食べるのがおすすめですよ。
今回はここまでにします。
ありがとうございました♪